結婚しても自分の好きな仕事を続ける
学生
西宇 絢加さん
- 道場に通っていた当時は、大学4年生でしかも京都から通っていたと。
はい。約一ヶ月間、毎週金曜の夜に夜行バスで京都から東京にきて、土曜の朝から夜までCodeCampに参加して、土曜の夜にまた夜行で帰っていました。遠方からだったので、平日の講師サポート時間は参加できなかったのですが。
- 今回、プログラミングを学ぼうと思った経緯について教えてください。
将来の夢が「幸せな家庭を築いて、家族で仲良く暮らす」ことなんですね。でも専業主婦になることは考えていないので、夢実現のためにも、20代のうちにしっかり力をつけておきたいというのがひとつ。
あと、女性だと将来結婚して、旦那さんの仕事の都合で、住む場所や働き方を変えないといけない場面がでてくると思っていて。そうなったときでも、自分の好きな仕事をしていたいので、そのためにはどんな力をつけたらいいだろうと考えたときに浮かんだのがネット系、プログラミングだったんですね。もちろん、いろんな資格があるけど、これからだったらネット系、プログラミングだなと。 - しっかりと将来設計されていますね!プログラミングを学べる場所って他にもありますが、その中からCodeCampを選んだ理由は?
もちろん、本を買って独学でもチャレンジしたんですけど、むずかしかったんですよね。教科書通りのことはひと通りできるようになるんですが、実際に自分で何かを作ろうと思ったときに、(教科書の内容を)そのまま反映することってできないじゃないですか。で、身近に聞ける人もいなかったので、どうしようと思っているときにCodeCampを見つけました。
CodeCampのプログラミング道場(現CodeIncubate)だと、講師に質問できる環境が用意されているのと、10名と少人数制のコースだったので、講師に質問できる回数が絶対に多いなと思った点が大きいです。
あと、学生最後の休暇期間をつかったのは、社会人になっちゃうと確実に時間が取れないですし、今のこの時期ほどには集中して取り組めないと思ったからです。この最後の休み期間中にやろうと決心して、道場に参加しました。 - たった一ヶ月間しかなかったプログラミング道場(現CodeIncubate)ですが、どんな勉強法を実践しましたか?工夫したところを教えてください。
京都から通っていたので、基本的には土曜日しか講師に質問できる時間がなかったんですね。なので、土曜日以外の日になるべく学習する時間を作って、わからなかったところを質問リストにまとめてました。講師に会える土曜日は、手を動かすのではなく、わからない点をつぶすことに重点を置きましたね。
学生最後の長期休暇ということで、もちろん旅行にも行きましたけど、プログラミングの学習時間はけっこう取ったと思います。たぶん一ヶ月間で150時間以上は学習したと思います。しかも、プログラミングって一度はじめちゃうと夢中になっちゃって止まれないじゃないですか(笑)。 - 最終課題のWebサービスについて教えてください。どんなコンセプトで作られたのでしょうか?
Instagramで料理や食事の写真を投稿されている人たちのコメントを見ると、毎日すごく考えて、頑張って作られていて。でもInstagramがなかったら、そういった努力って、発散される場所はないじゃないですか。毎日頑張って3食作っていても、その努力が全く見えないのは悲しいなと。
今はInstagramでそういったやり取りがされていますが、Instagramから料理分野だけを切り出して、主婦同士のコミュニティとして場所をつくったら盛り上がりそうだなと思い、「主婦向けの料理写真投稿サイト」をつくりました。
頑張って料理を作っていることやこだわりを誰かに応援してもらって、そうやって楽しみながら料理を作って欲しいなと。そういった循環があることで、最終的には美味しい料理とともに家族も幸せになりますよね。
主婦層がターゲットって考えると、将来的にはスマホアプリにしたいので、これからデザインやSwift言語も勉強したいです。 - 短期間ではありましたが、プログラミングを学んだことで何か変化はありましたか?
こういうWebサイトを作りたい!と思ったときに、具体的にどうしたら作れるかを思い描けようになったのは大きいですね。プログラミングを学ぶ前は、こういうサービスを作りたいと思っても「でも、どうするんだろ?」で終わっていたのが、今なら「たぶんこの辺りはPHPでこんな風に書くんだろうな」って、具体的な道筋をイメージできるようになりました。
私含め、初心者の方ってよく本を買って学習しますが、本を読んでも、自分が何をしたいのかをちゃんと理解していないと、必要な情報を本から見つけられないじゃないですか。この一ヶ月間で、自分が何をしたいのか、本でどのように調べれば必要な情報を見つけられるか、がわかるようになったのはすごい進歩です。 - そこまでステップアップできてしまうと、エンジニアとしてのキャリアも視野に入ってきたりしませんか。
プログラミングは、ひとつのスキルとしてはできるようになりたいですね。他にも、営業や企画の仕事を通じて、自分の強みをもっと見つけていきたいとも思っています。
でも、もし将来自分で事業をすることになったら、営業も企画も自分でやるだろうし、プログラミングもできたら自分で書いて、サービスを一から作っちゃった方が早いですよね。エンジニアだけに絞ることは考えていないですが、事業をやるとなればプログラミングは必須なので、これからもプログラミングのスキルは磨いていきたいですね。
事業とは別に、会社で働くにしても、エンジニアと話す際に、プログラミングの知識があるだけでも全然違うと思いますし。 - それでは最後に、これからプログラミングを学び始める方に向けてメッセージをお願いします。
プログラミングを学ぶ前と学んだ後とでは、世界が全く違うなと思いました。
Webサービスを作りたいなーと思っている人はたくさんいると思っていて、でも具体的にどうしたらいいのかがわからない。プログラミングができる人とできない人とでは、サービスを作ることへの具体性がまったく違うと思うんですね。
私自身、今回プログラミングを学んだことで、頭の中でこういったサービスを作りたいと思ったときに、ではどういう方法でどう作っていくのかを具体的に思い描けるようになりました。
漠然とでもWebサービスを作りたいと思っている人は、まずは一ヶ月頑張ってプログラミングを習得すると、見える世界が変わってくると思います。